有松鳴海絞りのホームページへようこそ愛知県絞工業組合有松絞商工協同組合鳴海絞商工協同組合

　ようこそ、有松鳴海絞のホームページへお越しくださいましてありがとうございます。
このホームページは、有松鳴海絞の産地として関わる愛知県絞工業組合、有松絞商工協同組合、鳴海絞商工協同組合の地域全体を統括した絞り構成団体及び地域の産業を中心とした様々な情報を公開するものです。

「有松鳴海絞｣の知名度の向上、有松鳴海絞伝統工芸士をはじめとする技術の継承と育成、有松鳴海絞ブランドにおける戦略展開、グローバルな新規市場開拓など、さまざまな観点で『絞り』を考察し、地場産業の活性化に取り組んで行きたいと考えます。

　 有松鳴海絞りの歴史は、約400年前尾張藩が有松鳴海絞を藩の特産品として保護し、竹田庄九郎を御用商人に取り立てたことからはじまりました。
東海道を往来する旅人が故郷へのお土産にと、きそって絞りの手拭・浴衣などを買い求め、これが街道一の名産品となり、その繁栄ぶりは、北斎や広重の浮世絵に画かれました。
　また、今でも有松鳴海地区には、江戸末期から大正にかけ建造された日本の伝統的建造物の美しさを伝える町並みを見ることが出来ます。

　近年では、１９９２年には地元有松、鳴海を中心として名古屋市で「第一回国際絞り会議」が開催され国内外から多数の参加者が集い、シンポジュウム、ワークショップ、一般公開された展覧会やファッションショーなどで大きな成果を挙げました。
以後、世界中に絞りのネットワークを結成し、２００８年にはフランスで「第七回国際絞り会議」が行われ、有松鳴海は絞りのメッカとも言われるようになり、海外から多くのアーティストやデザイナーなど研修に訪れ、国内をはじめ世界中にSHIBORIのネットワークが広がっています。
約４００年前、東海道有松鳴海で産声をあげた『絞り』は、長年に渡たって数々の絞り技法を創出し、今や世界中に愛される『SHIBORI』となりました。
　我々は、これからも新しい可能性を魅了する日本の伝統的工芸『有松鳴海絞』として、未来永劫継承し続けていくことを大きな使命と感じています。